糖尿病の食事に欠かせないキノコ
糖尿病の方が積極的に食べてほしい食材、それは「キノコ!」
キノコにヘルシーなイメージはすでにあるかと思いますが、なぜそんなにキノコは体にいいのでしょう?
キノコが健康にいい理由は3つあります。
1.キノコは食物繊維が豊富
キノコに多く含まれる「水溶性食物繊維」は水に溶け、ゲル状になって胃の中にある食べ物を包み込み、糖質はもちろん、コレステロールや塩分の吸収を抑える働きがあります。
食事の時に最初に食べることによって、後から食べる食物の糖質の吸収を抑え、血糖値が上がりにくくなります。糖尿病の方に先に野菜を食べることを勧めるのは、この水溶性食物繊維の働きがあるからなのです。
2.キノコはビタミンB類が豊富!
キノコには、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミンB群が、食品類のなかでは比較的多く含まれています。ビタミンBは糖質の代謝に関係するビタミンで、不足するとブドウ糖をうまく代謝できなくなり、血糖値が上昇しやすくなってしまう、糖尿病の方には重要な栄養素です。
3.キノコはミネラルが豊富!
キノコは多種類のミネラルを含んでいます。中でも亜鉛は、インスリンの分泌に関わりのあるホルモンで、糖尿病の人の尿には健康な人よりも多くの亜鉛が含まれているといいます。
キノコの中でも干し椎茸など、干したものに亜鉛は多く含まれます。
4.もっとキノコを楽しみましょう!
キノコの種類は60,000種を超えると言われています。その中で食用きのことされているのはおよそ200種類ほど。
60000種の中の200種と考えると少なく感じるかもしれませんが、よく見かけるきのこは数種類ですよね。そう思えば、まだまだたくさん食べたことのないキノコがあるのです。
この秋は、未知なるきのことの出会いを求めてキノコ狩りに出かけたり、スーパーで知らないキノコをみつけたら買ってみたりすると、より秋が楽しめるかもしれませんよ!
秋の味覚を楽しみながら、血糖値も上手にコントロールしましょう。