栄養カウンセリングを受けてみて感じたこと、カウンセリングの方法や流れ、その後の生活に役立っていること等を実体験を踏まえてお伝えしたいと思います。
当院の管理栄養士は栄養の専門家です。今回の内容がみなさんの参考になれば幸いです。
1.栄養カウンセリングとは?
栄養指導の事を当院では栄養カウンセリングと言っております。
分子栄養学と選択倫理心理学を融合した当院独自の方法です。
1-1分子栄養学
分子栄養学とは「身体を構成する細胞を栄養の取り方で元気にし、病気を予防・改善する栄養学」のことです。
不調を根本から改善していくためには、大量の栄養素が必要になるので、食事やサプリメントで栄養の摂取を行います。
1-2選択倫理心理学
選択理論心理学とは「すべての行動は自らの選択であると考える心理学」です。
自らの行動を選択できるのは自分だけです。つまり、相手のことはコントロールすることができない。また、相手も自分のことをコントロールすることはできない。と考えます。
生活は日々の選択の連続です。誰かに言われたからではなく、自分自身のより良い未来の為に選択していく意志が重要となります。
この2つの考えをもとにご自身のペースで無理なく続けられるような食生活をサポートをしていきます。
2.WEB栄養カウンセリングの方法
①医師に相談、栄養士とカウンセリングの日程調整。
少しでも体調面で気になることがある場合はお気軽にご相談ください。
検査やお薬だけでなく栄養の観点からも治療できるところがあるかもしれません。
②事前に自分の生活習慣についてWEB問診票に入力。
食生活だけでなく日常生活についても細かく入力しましょう。(喫煙歴、間食の有無、運動習慣等)
恥ずかしかったり、指摘されるかもと心配になることがあるかもしれませんが、正直に入力することで的確なサポートを受けることができます。
③当日WEBカウンセリングスタート!
カウンセリング時間は1回約30分。
自分が気になることや相談したいことを予め考えておいたり、メモに残しておくとスムーズに話が進められるのでおすすめです。
3. WEB栄養カウンセリングの内容について
①栄養カウンセリングについて知る
当院の栄養カウンセリングは他院とは違います。
その違いの説明や食事療法の必要性、栄養カウンセリングによって今後どのように変化していくか等わかりやすくお伝えします。
②カウンセリング
現状を知ることはとても大切です。
現在の事だけではなく、これまでのことを含めた食生活、日常生活等を患者様が事前に提出した問診票をもとに管理栄養士が質問しながら一緒に確認していきます。
③アドバイス
同じ疾患の患者様でも生活習慣はそれぞれ異なります。
カウンセリング時に聞き取った情報をもとに患者様一人一人にあった、無理なく続けられる食事の提案や日常生活のアドバイスをしていきます。
今後のカウンセリングにも役立つように普段の食事記録をとっておくこともご提案させて頂きます。
お薬だけでなく、食事や日常生活から治療していきましょう。
4. WEB栄養カウンセリングを終えて
私自身、初めての栄養カウンセリングでした。
最初は日常生活について注意や指摘されるのかではないかと不安感が大きく心配でした。
ですが実際に受けてみると、今までの生活を基準にしつつ、改善できるところは改善し、良いところはよりよくなる方向へ導いてくれるアドバイスを頂けました。
管理栄養士さんは私の問診票を見て、食生活や貧血によるめまい症状の部分から鉄とビタミンB不足ですねと伝えてくれました。
今までは運動してくださいねと言われることが多かった為、運動不足を指摘されると思っていました。
しかし管理栄養士さんからは、運動は確かに必要ですがランニング等の過度な運動ではなく朝日を浴びながら30分ウォーキングするだけでも全然変わりますよとのアドバイスでした。
取り組みやすい提案で嬉しかったです。
間食についても、間食するならスナック菓子ではなくサツマイモや甘栗、ナッツ等がタンパク質も補えるのでおすすめですと教えて頂きました。
私は継続することが苦手な性格なので、少しずつでもいいから改善していけるような勧め方もありがたかったです。
具体的な方法も負担にならず、試してみようかなと前向きに思えるのでとてもよかったです。
また睡眠障害も鉄不足からくるものだと言われ、鉄不足がそこにも影響を及ぼしていたのかと分かりとても驚きました。
鉄分、ビタミン不足を補う為に食材やとった方がいい成分、サプリメントを紹介して頂きました。
絶対に買った方がいいという勧め方ではなく、こんな商品もありますよという説明の仕方でとても信頼感がありました。
また自分で購入する際の注意点等アドバイスを頂く感じでしたので、試してみようかなと素直に思う事が出来ました。
なにより栄養士さんの持っている知識が豊富でした。
自分が疑問に思っていることを質問したところ、今まで自分の知らなかったことや納得のいく回答を頂けたのがとても勉強になりました。
大いに感動したのでたくさん質問してしまったのですが、いやな顔せずしっかり話を聞いてくださったので安心感がありました。
少しずつでもいいから今後の生活に役立てていこうと感じました。
現在、カウンセリングを受けてから少し時間が経っています。
以前よりも食事について考えるようになり、メニューを考えるのが楽しくなりました。
またウォーキングをすることで身体も気持ちもすっきりするので、少しずつですがいい方向に向かっているのかなと実感しております。
5. おわりに
カウンセリングを受ける前は楽しみな気持ちよりも不安な部分が勝っていました。
いざ受けてみると、自分の知らない知識をこちらが理解できるようにわかりやすく教えていただけました。
話を聞くのがどんどん楽しくなりあっという間の時間でした。
ネット上には自分の気になる症状や疾患、改善するために気を付けた方がいいこと等、検索すれば情報はたくさん載っています。
ですが、実際の生活は人それぞれです。
当院の栄養カウンセリングは一人一人の症状や生活に合わせてアドバイスをするので、納得できる部分が多々あると思います。
実際にカウンセリングを受けられた患者様には
「食事療法について勉強になった」
「自分の現状を理解し、食生活を気をつけるようになった」
等のお声を頂戴しております。
今の悩みをお薬だけで治療するのではなく、食生活や日常から意識していくだけで改善に向かうこともあるかもしれません。
「自分の日常生活に合う具体的なアドバイスがほしい」
「病気そのものをよくしたい」
「そもそも病気にかかりにくくなる身体づくりを教えてほしい」等
少しでも体調面でお悩みやご不安がある方は、是非一度カウンセリングを受けてみてください。